難消化性デキストリン

液体麹を作る研究者のレポートを読んで 自分なりに解釈した結果
難消化性デキストリンは 澱粉分解酵素のアミラーゼで分解されなかった澱粉で
麹自体は 液体中でもこの物質を澱粉と捉え 菌が増殖をはじめ
自家生産した多量の酵素(アミラーゼ)で 難消化性デキストリンに
ダメージを与えることなく 結果として自分で自分の養分となる
澱粉質を減少させることなく 液体中でも繁殖を続けることがわかった
*通常の澱粉では 自家生産した酵素(アミラーゼ)で自分が養分とする
澱粉質をブドウ糖に変えるため 結果として 麹菌自体の成長の仕方が
途中で著しく減少及び変化するので 固体状で菌糸を伸ばす麹菌のような
効果は液体麹では得られないとされていた

この方法でさらに別の菌種にても実験を進めれば どのような結果が得られるか
非常に興味がそそられる 
レポートは 液体麹中心であったが 澱粉固体質表面に増殖する 他の菌では
どのようになるか 今回 アスペルギス オリゼ についてのみであったが
くものすかび族 ではどのようになるか は述べられていない

紅麹 くものすカビ族 に別の非常に興味深い研究特許があるのを見た
それは 麹にてつくられた物質を煮立て 抽出した液体をフラスコに入れ
無菌状態にしたものの中に紅麹菌を接種し 十分に繁殖させた後
曝露状態の澱粉質の上に ばら撒くと 他の雑菌の影響を受けずに
紅麹菌を簡便に増殖できるというものであった

なぜ中国では路地上で紅麹が生産できるのに 日本では無理なのか
非常に疑問な面もあるが 紅麹を生産するには 日本では
それなりの設備が必要だったが この方法を使用すれば 非常に
簡単な設備で しかも安全に作ることが出来そうで 興味深い
私自身は これら研究の結果を実験し 自分なりの知識を増やしたい
と思っている

難消化性デキストリンですが これは実験に使う為にいただいてきた
ものですが この物質 最近よく言われる 食物繊維と呼ばれるものの
一種類です 付属のパンフレットには
1. 消化吸収が緩やかになる為血糖値の急激な上昇を穏やかにするらしい
2. 脂肪の吸収を少なくするらしい
3. お通じをよくして 量と水分の残る便にするらしい
4. 結果的に毎日摂取し続けると3ヶ月ぐらい後に内臓脂肪が減るらしい
などいろいろ書いてあり 研究や実験に使うより 小分けして 知り合い
にでも配れば ウケルかもしれません 
メーカーさんからいただいた分を すこし自分が使ってみようかな・・・。






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